五姓財神セットについて
◎最も人気の高い商売の神様を揃えました
現代の華僑の社会や中国、台湾では、風水だけでなく様々な方法を使って金運招来を祈願しています。そのなかでも代表的なものが、「財神」を用いるやり方です。なお、「財神」とは中国で「商売・金運の神様」のことをこう呼ぶのです。
日本の大黒様や恵比寿様なども財神と言えますが、中国の財神は実にたくさんの種類があります。日本で見られる中国の財神でよく知られたものに、横浜中華街の「関帝廟」があります。関帝廟は「三国志」で有名な武将「関羽」(=関帝)を祀った廟です。中国ではこの関帝も財神の1人として庶民の信仰を集めています。
財神には「文財神」と「武財神」の2種類があり、関帝は武財神を代表する存在です。財神には各々異なったご利益があるとされ、人それぞれの仕事の内容によって対象となる財神もことなってくるのです。
そんな中国における数多くの財神の中で、とりわけ人気が高いものに、「五姓財神」がいます。五姓財神はインドに起源する密教系の護法神とされ、黄財神、白財神、緑財神、紅財神、黒財神の5人の財神で構成されます。それぞれの財神は別々の姿や性質を持ち、ご利益の内容も異なります。
華僑をはじめ中国人、台湾人は、五姓財神の中から自分にとって最もパワーを発揮してくれる財神を選んで、自宅やお店、事務所などに祀ることで、商売繁盛を祈っています。
☆黄財神
財宝を司り、貧困をもたらす悪い因縁を取り除く財神です。密教の根本尊である大日如来の化身とされ、半裸の身体は黄色で、宝瓶とほら貝の上に座り、手に宝を口から吐くネズミと桃に似た果物の如意果を持った姿で描かれます。
一切の衆生を貧困から救うので、特定の職種などに限定されず、広く一般の人すべてに適していると言えます。
この黄財神が描かれたカードを、きれいに清めた南西の方位の壁などに貼り付け、毎日気持ちを込めて見るようにしてください。
☆紅財神
仏の慈悲と理知により人々を救う賢者である普賢菩薩の化身とされる財神です。赤い肌で、顔が3面、腕が6本、足が4本という姿で描かれることが多く、動きのある立ち姿をしています。6本の手には、金剛斧や如意宝珠をはじめ法力を示す様々なものをもっています。
良い人との縁を広げてくれる財神なので、通常の客商売や営業職などの人の運気上昇に適しています。
この紅財神が描かれたカードを、きれいに清めた南の方位の壁などに貼り付け、毎日気持ちを込めて見つめることで高い効果が期待できます。
☆黒財神
密教における五大如来の一つ、阿しゅく如来の化身とされる財神です。藍色の肌をして描かれ、全身裸の立ち姿で、インドの夜叉神(鬼神)を踏みつけにしています。
権力や威厳を司るため、経営者やマネージャー、プロジェクトリーダーなど人の上に立つ職種の人の財運アップに適しています。また、株などの投資に関してもご利益があると言われています。
この黒財神が描かれたカードを、きれいに清めた北の方位の壁などに貼り付け、毎日気持ちを込めて見つめることで高い効果が期待できます。
☆白財神
慈悲深い御心で世の衆生を救おうとする観世音菩薩の化身とされ、功徳と智慧を司る財神です。半裸の身体は白色で、龍に乗り、手に宝を吐くネズミや金剛杖を持った姿で描かれます。
特に知識や頭脳を使った仕事をする人を祝福するので、教育、文化関係や専門職、技術職などの仕事の発展を願うのに向いています。なお、ギャンブルや投機には不向きです。
この白財神が描かれたカードを、きれいに清めた西の方位の壁などに貼り付け、毎日気持ちを込めて見つめることで高い効果が期待できます。
☆緑財神
密教における五大如来の一つ、不空成就如来の化身とされる財神です。半裸の身体は緑色で、足を組んで座り、手に宝を吐くネズミと桃に似た如意果を持った姿で描かれます。
金銭の不要な流出を防ぐ神であり、火災や盗難などの不測の災厄から財産を守ってくれます。お金に困っている人は、まず他の財神を祀って財を得た後に、この緑財神を祀るとその効果は絶大になります。
この緑財神が描かれたカードを、きれいに清めた東の方位の壁などに貼り付け、毎日気持ちを込めて見つめることで高い効果が期待できます。
なお、五姓財神は単独で祀るのが基本ですが、複数の財神を一緒に祀ることで相乗効果を得ることができ、より強力なパワーを得ることが出来ます。
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