先祖供養の方法について
ひと口に先祖供養の方法といっても色々ありますが、ここでは「お墓参り」の作法について説明させていただきます。
☆お墓参りの作法
【持参するもの】・・・スポンジ、ぞうきん、たわし、はさみ、植木ばさみ、シャベル、タオル、線香、ロウソク、供え物、着火道具、半紙、数珠、ゴミ袋
1.お墓の掃除をする
【墓石】・・・墓石に水をかけ、布かスポンジで汚れやこけを落とします。汚れがひどいときはたわしで取り除くようにします。文字の部分は歯ブラシが便利です。しかし硬い石だからといって、彫刻部分や角は欠けやすいので、力任せにゴシゴシこすらないようにしましょう。
汚れを落としたら、水洗いし、水気が残らないよう、ぞうきんなどの布でふき清めます。水鉢はきれいな水を張ります。
【植木】・・・植栽は、伸びすぎた木は短く刈り込みます。地中で根が張りすぎると、墓石や外柵を圧迫し、ひび割れや崩れの原因になることもあります。
【区画内】・・・落ち葉や雑草、ゴミを取り除き、掃き清めます。玉砂利は土に沈んでしまうことがあります。この場合は、園芸用のシャベルで掘り起こします。玉砂利は、目の粗いザルに入れて水洗いするととてもきれいになります。
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2.お供えをする
お墓が清められたら、花と線香を供えます。お菓子や果物などの供え物は半紙を敷いて供えます。水鉢がない場合は、湯飲みに水を入れて供えます。
線香は、普通は束のまま一度に火をつけて、線香立てに供えます。線香を墓参の人数に分けて、それぞれが供える場合もあります。
3.拝礼する
個人と縁の深い順にお参りします。
手桶に新しくくんだ水を、墓石にかけます。これは仏ののどを潤す為といわれています。お酒が好きだったからと、お酒を墓石にかける人がいますが、これは墓石を傷めるため控えましょう。もしどうしてもかけたい場合は、そのあとで墓石を水洗いしておきます。
数珠を持ち、墓石の正面に向かい、合掌します。しゃがむか、腰を低くする場合もあります。宗派に合った念仏やお題目を唱えたり、心の中で故人に語りかけたりするとよいでしょう。
区画内に先祖のお墓が並んでいる場合は、古い先祖の墓から順にお参りします。
4.あと始末をする
お参りが終わったら、火の始末をします。食べ物を供えた場合は、あとで鳥などに食べ散らかされないように、持ち帰るのがマナーです。線香は燃やし切るようにしましょう。
「お墓と仏壇 選び方・建て方・祀り方」より
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