開運置物の処分方法について
縁起物の代表格である「達磨」と「招き猫」の「交換の時期」「処分の方法」について解説しています。
だるまの供養方法
☆交換の時期について
だるまは、何でも叶えてくれる万能の縁起物ですが、ご利益の期限は1年間と言われています。
「新年を迎える際」や「年度の変わり目」には、新しいだるまをお買い求めいただき、新しいだるまに新たな願いを込めて、左目(正面から向かって右側の目)をお入れになってください。
また、願い事が叶っていない場合についてですが、願い事が100%叶っていなくても、区切りと致しまして、新しいだるまをお買い求めになってください。そして、新しいだるまに新たな願いを込めてください。
☆古い達磨の取り扱い方と新しい達磨を購入する際の注意点について
なお、願い事が叶った場合についてですが、
1.願いが叶った古いだるまは供養し、翌年は「一回り大きなサイズのだるま」をお買い求めになる。
2.願いが叶った古いだるまを供養せずに取って置き、「新しいだるま」と一緒に並べる。
3.願いが叶っただるまと「同じサイズのだるま」を、新たにお買い求めになる。
など、色々な説がございますので、ご自分でお好きな方法をお選びになってください。
☆処分したくない場合について
だるまに両目を入れて供養する場合、2つのパターンがあると思います。
一つは、「福だるま」や「商売だるま」などで、年末や年度末に、区切りとして両目を入れるパターン。
もう一つは、合格だるまなどで、目標とする受験校や資格試験に合格するなど、目標を達成して両目を入れるパターンです。
目標を達成し、願いが叶った記念として、両目が入った状態で自宅に飾りたいという方は、そのまま飾っていただいても大丈夫です。
☆処分方法について
古いだるまの供養の仕方ですが、だるま市などで購入された場合は、古い達磨は新しい達磨を購入する際に、引き取ってくれるところが多いです。
また、地元で「どんど焼き」などがある場合は、その際に感謝の心を込めてお焼きになるか、「お焚き上げ」をされるお近くの「お寺」にお納めになってください。
家の近くに「どんど焼き」の風習も、「お焚き上げをされるお寺」もない場合は、お近くの「神社」にお納めになってください。
よく、「お寺でも神社でもどちらでもいい」というサイトも見かけますが、「だるま」は元々、仏教の僧侶である「達磨大師」をモチーフに作られたものですので、出来ればお寺にお納めになられるのがよろしいと思われます。
招き猫の供養方法
☆交換の時期について
招き猫のご利益の期間についてですが、明確な期間というものはありませんし、交換するタイミングも決まっていません。
ただ、「割れてしまった招き猫」を交換するのはもちろんですが、
「古くなって汚れてきた招き猫」は、運気も弱まってくるので、その労をねぎらってあげたうえで、「新しくきれいな招き猫を飾り、改めて招福祈願をするのがよい」とされています。
しかしながら、お店の店頭に飾られている招き猫をみると、「紫外線にさらされ、色がくすんでしまった状態の招き猫」をよく見かけます。
招き猫の色彩もいきなりくすんでしまうのではなく、毎日少しずつ薄くなっていきますので、毎日見ていてもお店の人間は意外と気付かないのだと思います。
ちなみにですが、日本の代表的な縁起物である「だるま」や「熊手」は、願い事が叶っていなくても、年末や年度末には古いものは供養し、新しいものを買い求めるという風習を続けてきました。
これは、年末や年度末に、区切りとして一年間を振り返り、目標通りにできたかどうかを反省し、「新たな年はどうしていこうかということを考えて実行するきっかけ作りにもなる」からです。
「壊れているわけでもないし、まだまだ綺麗だから交換するのは勿体無い」
「新しく買い替えるとなるとお金も余計にかかる」
という気持ちもわかりますが、個人のお家で使うのならともかく、
「お店など商売処に飾って使用する場合は、年末や年度末ごとに、新しくお買い求めになることをおすすめ」いたします。
そして、「新しい招き猫に新しい願いを込め、お店に飾っていただければ」と思います。
☆おすすめの処分の仕方について
「割れてしまった招き猫」や、「古くなって汚れてきた招き猫」は、お近くの「神社」や「お寺」に、「古いお守りなどを納める場所」があると思いますので、そちらにお納めになってください。
☆ゴミとして出す場合について
それらがどうしてもできない場合は、「招き猫に塩をかけて」清めてからゴミとして処分します。不燃ゴミか粗大ゴミかの区分は自治体によりますので、確認してください。
とにかく粗末に扱わないことが肝心です。